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ワサビスタンにおけるスマートシティ(1)

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ワサビスタンの首都、ワサービングラードではスマートシティの社会実装が進められています。市政府ぐるみで進められるこのスマートシティ計画では、地蔵がインターフェースの役割を果たしています。 市内ではブロックおきにスマート地蔵が配置されていますが、地蔵に近づくとスマホと通信を行ない、様々な提案をします。 例えば目的地を地図アプリで設定すると街角の地蔵が「次の角で右に曲がれ」などと道案内をしてくれたり、前回トイレに行った時間をもとに次の最寄りトイレを提案してくれたり、会いたくない人をプリセットしておくとその人が近づいたときに回避ルートを提案してくれたりします。国民登録番号がスマホに紐ついているワサビスタンならではのサービスといえます。 こうしたアプリとリアルが連動した仕組みにより、ワサビスタンでは快適な(痒いところに手が届く、或いは痒くないところに勝手に手が届く)都市生活を送ることができるのです。

ワサビスタンにおける文章生成AIの利用

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 米国や日本など現在世界ではChat GPTが流行し活用が進んでいますが、ワサビスタン国内からのアクセスは2023年5月現在禁止されています。そのかわり、ワサビスタン国産の生成系AI “Cat GPT” が市民権を得ています。 Cat GPT (Gradually Pre-trained Translator)とは、ワサビスタン企業オッペナーイ社(OppenAI)の開発したもので、米PIT出身の気鋭のAI研究者ドミトリー・ワサビエフ、ユーリー・ワサビンコ、イスマイル・ベッチョリの手によるものです。 このAIエンジンはアプリ上で使うことができますが、最大の特徴はどのような質問にもネコ語で返答を返してくれるところです。オッペナーイ社では数百匹の猫を飼っており、同社の猫をトレーニングした結果、自然言語での質問に対し適切な回答をネコ語で返してくれます。現在のバージョンGPT6では更にこの精度が上がったと同社は主張しています。但し、ネコ語から人間の言葉に翻訳することはできないため、この検証には高いハードルがあることも否めません。 自然言語はどの言葉でもOKであり、英語で質問するとmeowと、ロシア語で質問するとмяуと、ワサビ語で質問するとмьааоと、それぞれ返答します。オッペナーイ社によると自然言語を同社所属の猫は理解しており、適切な返答をネコ語で返しているとのことで、証拠として «Тама, купумону ари»(タマ、ご飯だよ)と飼育員がエサを差し出すと嬉しそうに飛び寄ってくる映像が公開されています。

ワサビスタンにおけるフードデリバリーサービス

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 世界中でそうであるように、ここワサビスタンでもウーバーイーツのようなデリバリーサービスが流行しています。但し本家のウーバーは当国には進出しておらず、地元資本の「ウッバーイーツ(UbberEats)」というサービスが最もポピュラーです。 このサービスは好きなレストランから自転車等に乗った配達員が食事を届けてくれるものです。配達員は利用者(注文主)の面前でおいしそうにそれを食べます。代金は注文主のクレジットカードから引き落とされるので、現金の収受がないことが特徴です。 利用者は、配達員が「如何に美味しそうに」食べるかをアプリで採点することで、配達員の質を保つことにつながっています。また、オプションとして、2人分の料金を払うことで利用者自身も一緒に食事をすることができるサービスもあり、こちらも人気を集めています。 このウッバーイーツ配達員は自転車の他に、馬に乗ってデリバリーを行うこともあります。デリバリー手段は配達員が自前で用意することになっており、手段は問わないため、ワサビスタンでポピュラーな乗り物のひとつである馬が選ばれることもありますが、配送料金にはとくに影響はありません。

ワサビスタンの軍隊と兵器

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 ワサビスタンでは徴兵制が採用されており、男子は18歳から20歳までの2年間、兵役につくことになっています。 ワサビスタンは中立国として米国ロシアどちらからも軍事支援を受けていませんが、近年は急速に旧ソ連製の兵器の退役と新兵器導入を進めています。 ワサビスタンが誇る近代兵器、それは電気ビーム発生器、通称アイアンテール。 これは10万ボルトの電流を発生させ敵軍の兵器を無効化するとともに敵兵を麻痺させる効果を持つものです。ワサビスタンはこの兵器を国産しており、国営兵器工場で量産されています。 また、国産の制式銃として、カラシニコフを改造した「ワサビニコフAK-8181」を生産しています。銃弾は高価な弾薬を使わずドングリを活用、低コストで装備を整えています。 ワサビニコフは整備がしやすいことが特徴で、近年ではアフリカを中心にカラシニコフにかわる武器として輸出されており、特にゲリラに使われることが多いことが問題となっています。

ワサビスタンの国旗

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 ワサビスタンの国旗は水色の地色にワサビスタンを象徴するいくつかの紋章を組み合わせたものです。 左端の山、これはワサビスタン古代文明の中心地とされ数々の遺構のみつかるモジャモジャの丘を示すものです。その右横にあるのはワサビスタン伝統建築様式で建てられた住宅。白亜の外壁と赤い平屋根が特徴です。その下にあるのは橋。ワサビスタンの国土を支えるインフラへの感謝の気持ちを表しています。最後の右上端はイスラムのシンボル、月と星。 これらを組み合わせたワサビスタン国旗はソ連軍崩壊・ワサビスタン独立に際して制定されたもの。国民からは愛着をもって受け入れられています。

ワサビスタンの通信事情

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ワサビスタンでは旧ソ連時代に整備された固定電話網からの置き換えが遅まきながらも進みつつありますが、2010年頃からはスマートフォンが爆発的に普及しています。また、学校ではタブレットを使った学習が日本より早く進むなど、部分的には先進的なインフラが整っている状況です。 ワサビスタンでは旧ソ連諸国でありロシア語話者もいることから、ロシアで人気のSNS、テレグラムが市民権を得ています。勿論、FacebookやInstagram、Twitterも一定のユーザーがいます。しかしそれらに増して近年、標準的なコミュニケーションツールとして市民権を得ているアプリが “Norosy”(ノロシー)です。 このアプリでは、選択肢の中から「狼煙(のろし)」を選び、相手に送ります。文字もその他の画像も一切送ることができないため、相手との間である狼煙がどのような意味をもつか、予め決めておかねばなりません。しかし私たちが普段よく使うメッセージを思い起こすと、たとえば「今から家に帰ります」など定型的なものが多く、さほどの情報量は必要ないことが多いかと思います。こうした単機能性がウケたのか、ワサビスタンにおいては老若男女このNorosyを使っています。 この他、郵便公社のサービスが悪いことから民間の郵便サービスが普及しており、DHLやFedexのような外資に並びワサビスタン資本のサービス「ヒキャーク」(Хикяк)も使われています。これは「車を使い楽をして運んだメッセージに価値はない」という創業者ムラット・トビドーグの哲学を具現化したサービスで、郵便物を人の手・足で駅伝方式で運ぶことが特徴です。街道沿いには自社で整備した宿場町があり、そこで撮影した運び手の姿と地域の人々の姿が写真に収められ、同梱されるところが「あたたかみがある」としてユーザーの好評を得ています。(エクスプレスを選ぶと馬で運ぶため時間は大幅に短縮されます。)通信に時間を追い求める価値観からは非効率に見えますが、そもそも時間を追い求める通信はインターネットで大概は代替されるため、そこにない温かみを求めるユーザーのニーズにマッチしているといえるでしょう。また、人を多く雇うものの、街道沿いに整備した宿泊施設からの収入もあるため、サービスの費用はそこまで高価ではありません。いわば、通信業と観光業が融合したサービスといえるでしょう。また、自前で陸...

ワサビスタンにおける漁業

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ワサビスタンは内陸国ですが、河川と湖沼に恵まれているため漁業は盛んに行わされています。刺し網漁が最もひろく行われていますが、国内最大の湖であるインバー沼 (Нумач «Имбаа») では一本釣り漁も盛んです。 釣りでも食用としても最も人気があるのがタイヤーキ (тайяки)。コイやフナの仲間で身はあっさりした白身。フライで食べられることが多く、この白身魚とポテトを合わせて辛いチーズソースをかけたワサビスタン版フィッシュアンドチップス ことアゲアゲ (агежага ту агежакана - АГЕАГЕ) は冬の風物詩。公園には即席の屋台がでてウォッカやビールと共に楽しむ市民で賑わいます。 同様に人気のある魚種がニジマス (Шакке)。鮭が遡上しない内陸国ですが鮭のようにポピュラーな魚です。養殖魚としてもポピュラーなニジマスですが、この魚は珍しく串に刺された状態で養殖されており、湖畔にある養魚場兼レストランではシェフがパチンと指を鳴らすと魚が養殖池から勢いよく飛び出して火の上に飛び乗るパフォーマンスが人気を得ています。

ワサビスタンで流行中の乗り物

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  ワサビスタンでは、このところ椅子なし一輪車 ルニシクル(лунисикль) が流行中です。この一輪車はタイヤが正円ではなく若干扁平しているため安定することが特徴で、老若男女問わず市民の近距離移動手段として、或いは公園で趣味として、乗る姿がよく見られます。最近では競技会も盛んに行われており、逆立ちして乗る、空中で一回転するなど様々なトリックを「メイク」する若者が増えています。しかしながらこの競技はワサビスタン国外では全く市民権を得ておらず、競技会が国際的な広がりをみせないことに、多くの競技者が落胆しているようです。 ワサビスタン・ルニシクル協会会長 ノレン・チャリンコフ氏:「競技が国際的に広まりを見せないことに我々としては忸怩たる思いを抱えている。素晴らしいトリックがメディアを通じて欧米人の目に留まるとこで本競技の人気に火がつくよう、引き続きPRを行なってゆきたい」

ワサビスタンの食文化

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ワサビスタンの家庭料理としては、オムライス(омрайс) が有名です。オムライスはケチャップで味付けしたライスの上から薄焼き卵を載せた料理で、上からケチャップで心を込めてメッセージを書きます。メッセージとしてよく見られるのは「オムライス」という説明書き。これはチャーハンと誤認しないように、という親切な気持ちから生まれたものとされていますが、最もよく見られるメッセージです。この他、食べさせる相手の名前や自分の名前、飼い猫や隣人の名前、ときには人気歌手の名前なども好んで書かれます。但しあまり長いものだと書けないため、シンプルな文字が好まれる傾向はあるといえるでしょう。 その他、ワサビスタンの夏の風物詩として有名なものに「ムィソスィール (мысо-сыр)」とよばれる冷製スープがあります。これは細かく砕いたかき氷に、ムィソと呼ばれる豆を発酵させたペーストからつくるスープと、スィールとよばれるチーズまたは甘くない練乳をかけるものです(付け合わせとしては団子が好まれます)。日本でいうとさしずめ九州郷土料理の「冷や汁」に近いと言えるでしょうか。日本ほどではないにせよ暑い夏を乗り切るため、ワサビスタン国民に愛される料理です。

ワサビスタンの伝統芸能 ヘニョヘニョダンス

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  ワサビスタン西部、モジャモジャの丘 (Окач «Можа Можа») には紀元前300年頃に描かれたと推定される壁画が残っています(上写真)。当時の衣装をまとい踊りを踊る男性を描いたものです。「ヘニョヘニョダンス (Удури «Хенйо Хенйо»)」として今も伝わるこの踊りは、豊作を祝う秋祭りの際に踊られたとされています。 この踊りは、壁画にある通り両手をすこし曲げて広げて、「ヘーニョ ヘーニョ ヘニョ ヘニョ ヘーニョ」と小声で呟きながら腰をゆっくり回して後ろにさがる動作を特徴としており、ソ連時代には当局の禁止により廃れたものの、近年では観光客向けのショーで見ることができます。