ワサビスタンの国鳥

 ワサビスタンにおいて国鳥とされているのは、カモメです。ワサビスタンは内陸国ですが、内陸に適応したカモメの亜種「ワサビスタンカモメ(学名:Larus wasabistanus)」が生息しています。ワサビスタン語ではキャモメィ(Кямомей)と呼ばれています。


この国鳥は皆に親しまれているから国鳥かというとそうでもなく、屋外で食事をしていると空から急にとんできて食べ物を奪うことで有名で、特にボケーっとしている間抜けな人間を鋭く見抜くことから、別名「間抜け探知機」と呼ばれています。

ワサビスタンでは町のいたるところにキャモメィの像があり、これは電話の役割も果たしています。
実際に電話機が設置されているキャモメィ像もありますが、像のそばにキャモメィを飼っている公務員「キャモメィ師」がおり、これが伝達したいメッセージをMicro SDカードに録音して、キャモメィの足につけて放つ、という古式ゆかしい、伝書鳩さながらのサービスが行われているところも数多くあります。しかしキャモメィは鳩ほどの帰巣本能がないことから、メッセージが正しく伝わる確率は0.1%程度といわれています。政府(通信省)はこの事態を重く見ておりキャモメィ師制度の廃止をいくども打ち出してきましたが、既得権益に阻まれ中々うまくいかないのが実情です。

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